ヘルパーリンク、創業の想い
- Yuki Hidani
- 2023年3月1日
- 読了時間: 3分

はじめに
ヘルパーリンクは、介護人材不足を補うことや、介護保険の制度内では対応できないニーズへの対応、ケアマネジャーや地域包括支援センターとの協力で地域サービスを担っていくなど、これからの時代になくてなはならないサービスを提供しています。
私たちは、現代では欠かすことのできないインターネットを使ったサービスに対して少し苦手意識のあるシニア世代の方々でも、安心して快適に使えるサービスを目指しています。「アナログ」と「テクノロジー」が程よく組み合わさることで、日常生活をより豊かに、そして地域で暮らしていくことを支援するサポートする仕組み。それが、ヘルパーリンクです。
私たちが解決したい課題とは?
昨今、「日本の介護問題を何とかしなければ」という意識が社会全体で高まっています。介護離職や老老介護、介護施設の不足など、さまざまな課題が指摘されており、介護認定を受ける方の数も年々増加しています。
しかし、少し視点を変えてみると、私たちは「問題の本質とは何か?」という部分にフォーカスをしています。
介護人材や介護施設の不足などの課題は、あくまで「介護」という業界の枠内で語られがちですが、ヘルパーリンクはそうした介護の枠にとらわれず、「介護が始まる前でも後でも、人々の暮らしを支える、まったく新しい形のサポートを提供していきます。
多くの方が本当に困っているのは、「年齢を重ねることで日常の中でちょっとした手助けが必要になる」その瞬間に、「気軽にお願いできる相手がいない」という現実ではないでしょうか。そして、私たちはその課題を“介護”という制度やイメージの枠組みの中だけで捉えてしまっているために、解決策が見えにくくなっているのだと思います。実際には、もっとシンプルで、もっと人と人とが支え合える仕組みこそが、今の時代に必要とされていると考えています。
ヘルパーリンクが目指すこと
私たちが日々取り組んでいることは、とてもシンプルで明確です。
すべての世代が簡単に使えるサービス設計
ネットが使える人も、苦手な人も、気軽に使えるサービスに
「あなたが来てくれてよかった」と思っていただける人材の育成
サポーターの質を高める教育・研修体制の充実
運営・管理・セキュリティ業務の効率化
安心、安全を徹底し、誰が担当しても同じ品質で対応できる仕組みづくり
学び続ける仲間を支えるコミュニティの形成
サポーター同士が成長し合える環境の整備
地域資源の有効活用による、持続可能な循環の創出
地元の人が活躍できる仕組みを地域内で生み出し、リーズナブルで効果的な支援体制を実現
いつでも明るく、楽しく
笑顔は人をつなぐ力です。どんなときでも、温かく前向きに。
私たちが感じている、世の中の本当の声
これまで、年間1万件を超える高齢者の方々とお会いしてきた中で、たくさんの方がこうおっしゃいます。
「前は自分で何でもできたのに、最近は少しずつできないことが増えてきた」「昔はこんなじゃなかったのに」
誰もが不自由な生活を望んでいるわけではありません。むしろ、できることなら人に迷惑をかけず、自分らしく生きていたい。先のことを考えると、少なからず不安を抱えているものです。そんなとき、心のよりどころとなる存在が求められています。
ヘルパーリンクは、そんな「ちょっとした困りごと」に、電話一本で対応できるサービスです。もしご本人が電話できないときは、近くのご家族や知人が代わりに連絡してくだされば大丈夫です。ご依頼があれば、地域の身近なサポーターが訪問し、お手伝いさせていただきます。
日常の支え合いの仕組みを「新しい地域文化」として育てていきたいと考えています。テクノロジーの力と地域の温かさを融合させ、これからの日本の暮らしを、より安心で心豊かなものにしていきます。