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第7回:ケアマネジャーってどんな人? 信頼できる人を選ぶには

  • thonma31
  • 6月25日
  • 読了時間: 4分

「ケアマネジャーって、何をしてくれる人なの?」介護が始まると、耳にするようになる“ケアマネ”という存在。でも、いざ関わるとなると、**どこまで頼っていいのか、どう関わればいいのか…**

わからないことだらけですよね。

今回は、そんなケアマネジャーさんの役割や選び方について、実際に介護に向き合う家族の視点で、わかりやすくお話しします。




ケアマネジャーって、そもそも何をしてくれるの?


ケアマネジャー(正式には「介護支援専門員」)は、要介護の認定を受けた方の「介護の相談役」であり、調整役でもある存在です。


🧭ケアマネさんの主な役割はこんな感じ:

  • 本人や家族から希望を聞き、ケアプラン(介護計画)を作る

  • 必要なサービス(デイサービス、訪問介護など)を提案・調整

  • サービス事業者との橋渡し役に

  • 状況が変われば、その都度プランを見直してくれる


つまり、介護保険を使って支援を受けていく上で、“案内人”のような立ち位置なのです。



「ケアプラン」って?それって自分で考えるの?


たとえば…

  • お風呂が危ない → 訪問入浴は?

  • 昼間一人にするのが心配 → デイサービスを利用できるかも

  • 足腰が弱ってきた → 手すりの設置や福祉用具のレンタル?


こうした一つひとつの困りごとに合わせて、どんな支援を受けられるかを整理してくれるのがケアプランです。

もちろん、内容はケアマネさんが勝手に決めるのではなく、本人や家族の意見をしっかり聞きながら、一緒に考えてくれます



「いいケアマネさん」って、どんな人?


どの世界にも、相性の合う・合わないはあります。実際、「ケアマネさんとの関係にモヤモヤしてしまった…」という声も少なくありません。

では、どんなケアマネさんが“信頼できる”と感じられるのでしょう?


🌱よく聞く「頼れるケアマネさん」の特徴:

  • 話をじっくり聞いてくれる(質問にも丁寧に答えてくれる)

  • 本人の希望を尊重してくれる(“押しつけ”がない)

  • 「困ったら、すぐ連絡くださいね」と寄り添う姿勢

  • 状況が変わったときに、すぐに動いてくれる

  • 介護サービスに詳しく、選択肢をわかりやすく提示してくれる


もちろん、相手も人間。完璧な人はいません。でも、「この人になら相談できそう」と思えるかどうかが、大事なポイントです。



どうやって選べばいい?ケアマネとの出会い方


✅ 一般的な流れ

  1. 要介護認定の結果が出たあと

  2. 地域包括支援センター or 居宅介護支援事業所でケアマネを紹介してもらう

  3. ケアマネさんと面談 → 合えば契約、合わなければ変更も可

「自分で事業所を選んで、そこに所属するケアマネさんを指名する」ことも可能です。


💡選ぶときのちょっとしたコツ

  • 事前に電話での対応をチェック:丁寧な対応かどうか、印象は大事

  • 複数の事業所を比較してもOK:資料請求や見学もできます

  • 地域包括支援センターに「〇〇な対応をしてくれる人が希望」と相談しても◎

「一度決めたらずっと変えられない」わけではないので、気負わず、遠慮せずで大丈夫です。


ケース紹介:「この人でよかった」と思えた瞬間


👩 会社員・40代女性(在宅介護)

父の病気が悪化して、突然「介護が必要」と言われたとき。右も左もわからず混乱していた私に、ケアマネさんが「まず、ゆっくり話しましょう」と。泣いてしまった私を責めず、寄り添ってくれて…あの時の安心感は今でも忘れません。

👨 60代男性・一人暮らしの母を介護中

遠方に住む母のケアをお願いする中で、月に1回、近況をこまめに報告してくれます。「こんなことまで教えてくれるの?」と驚くほど、細やか。信頼して任せられる方に出会えて、本当にありがたいです。


🔚 まとめ:ケアマネさんは、“介護の相談役”であり“味方”


ケアマネジャーさんは、制度の説明だけでなく、感情面の揺れにも寄り添ってくれる存在です。

わからないことは、どんどん聞いていいんです。

「どうしたらいいか分からない」という時こそ、相談のチャンス。

あなたの毎日に少しでも安心を増やすために、力になってくれる人です。



☘️次回予告☘️

次回は…第8回:訪問介護・デイサービス・ショートステイの違いと選び方「何がどこまでしてもらえるの?」「親の性格に合うのはどれ?」そんな疑問に応えます。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

介護に向き合う毎日は、戸惑いや不安も多いもの。

このブログが、そんな日々の中で少しでも安心やヒントにつながれば嬉しいです。

無理なく、ひとつずつ、一緒に進んでいきましょう。




 
 
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