新連載:第1回【突然、親の介護が始まった】~まさか、が現実になった日~
- thonma31
- 4月11日
- 読了時間: 3分
「え?なんでこんなことに…」 その日は普通の平日でした。仕事のメールをチェックしながらコーヒーを片手に、いつも通りの朝。 でも一本の電話で、すべてが変わりました。
「お母様が自宅で倒れて、今病院に運ばれています」 突然の連絡に、頭が真っ白になる。まさか、うちの親が…?
■“ある日突然”は、本当に突然やってくる
介護って、もっと先のことだと思っていませんでしたか? 親が弱るなんて、まだまだ先の話。 病気や認知症も、どこか遠い世界の出来事。
でも、現実は静かに、そして確実に近づいてきます。
病気や事故で突然親が倒れるばかりが介護の始まりではありません。
「気づいたら冷蔵庫に同じものばかり買ってある」
「会話が少しかみ合わなくなってきた気がする」
「電話がやたら多くて、話の内容も繰り返しがち」
それでも、「まぁ年のせいかな」と見過ごしてしまう。
だけどある日突然、親が迷子になって警察に保護されたと連絡が入り、現実を突きつけられる。
“介護”なんて、まだ先の話だと思っていた。
だけど、ある日“その時”は突然やってきて、私たちは問答無用で介護の現場に引きずり込まれるんです。

■仕事、家事、育児…その上に「介護」がのしかかる現実
私は、いわゆる「働き盛り」の世代。 仕事も責任ある立場になってきたし、子どももまだ手がかかる。 そんな中で、親の介護が始まる。正直、無理ゲーです。
「なんで私ばっかり…」 「兄弟は手伝ってくれないの?」 「施設って、いくらかかるの?」 「まずどこに相談すればいいんだっけ?」
次々と押し寄せる疑問と不安。 でも、周りに同じ状況の人がいても、なかなか本音を話せない。
「親のことなんて、自己責任でしょ」っていう空気もある。
そんな中で、一人で抱えて、潰れそうになる人が本当に多い。
だからこそ、声を上げたいと思いました。
■このブログで伝えていきたいこと
この連載では、突然親の介護に直面した方に向けて、リアルな体験や、実際に役立った情報を発信していきます。 医療・介護・心理学の視点も取り入れながら、具体的に「どうすればいいのか」を一緒に考えていきたいと思っています。
たとえばこんなテーマを予定しています。
介護の第一歩、何から始める?
ケアマネージャーって何者?頼っていいの?
仕事と介護、どうやって両立させる?
認知症の親とどう接する?心が折れそうなときのヒント
兄弟間の「介護格差」どう乗り越える?
どれも、私自身がぶつかってきた壁や仕事を通して相談を受けた同世代の方が抱える問題や疑問です。 だからこそ、机上の空論ではなく、「使える知恵」と「気持ちが楽になる視点」を届けたい。
■「一人じゃない」と思える場所に
介護は、終わりが見えにくく、感情が複雑に絡むものです。 でも、情報とつながりがあるだけで、救われることがたくさんあります。 あなたの悩みや苦しさは、決してあなただけのものではありません。
次回は「最初にやるべき3つのこと」をテーマに、 突然の介護に直面したときに“最初に取るべき行動”について詳しくお話しします。
どうか、無理しすぎないで。 そして、またここで会えたら嬉しいです。
あなたの傍には、必ず助けてくれる誰かがいます。 それを忘れないでください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
介護に向き合う毎日は、戸惑いや不安も多いもの。
このブログが、そんな日々の中で少しでも安心やヒントにつながれば嬉しいです。
無理なく、ひとつずつ、一緒に進んでいきましょう。
